拡張アート&アナログ拡張アートのやり方など
ツール:アクリル水彩(ホルベイン アクリラ)

絵の具で基本地形に拡張アート。ケータイのカメラなので画質はgg。


以下長文で画材の選び方など。




アナログで拡張アートする際にお勧めの画材は”アクリル絵の具”ですね。
速乾・柔軟で強固な耐水塗膜・高い定着性・扱いやすさ・お値段の安さ・色のバリエーション等の面で拡張アートをやるには一番適した画材だと思います。

でもアクリル絵の具の中には私が使った”アクリル水彩”と”アクリルガッシュ”という絵の具がございます。
前者が一般的なアクリル絵の具で、単に「アクリル」とだけ言えば大体こちらを指します。
後者は、アクリル水彩ととてもよく似た絵の具ですが、若干の相違点があります。アクリル水彩とは区別して「ガッシュ」と呼ばれることが多いです。


アクリルガッシュ…
塗膜が非常に強固で定着性もかなり高いのですが、曲げやねじれを加えると割れます。
ローダーみたいなのに入れて保管する分には問題ないでしょうが、「デッキに入れて使ってみたい!」という方にはお勧めしません。最近のガッシュはかなり割れにくくなっている様ですが…。

仕上がりは不透明でマットな感じ。




アクリル水彩、ガッシュに共通して言えることは

・耐水性。
一度乾燥すると基本的に一切溶けません。下手すると排水パイプが詰まっちゃう事もあるので、筆を洗った水をシンクに流すのはやめておきましょう。



・速乾性。
すごく早いです。カードくらいの面積なら、トイレ行っている間に全部乾いちゃうと思います。描画面が乾くのは問題ないのですが、筆に付いた絵の具もすぐに乾き、上記の通り耐水塗膜を形成しますので、頻繁に筆洗するか筆を水に漬けて置く必要があります。筆に付いた絵の具が固着すると、 その筆は終了となります。おいらは持ってませんが、1本でβアンシーくらいのお値段の筆もありますので…。



・メディウムの存在。
メディウム、というのは聞き慣れない方も多いかと思われます。
簡単に言えば変わった効果を与える 絵の具薄め液ってところです。
メディウム→medium;媒体、仲介物 みたいな意味です。

アクリル絵の具も水で薄めて使うことは出来るのですが、メディウムを使うと色々な表現が可能となります。
アクリルは基本的に不透明&マットな質感ですが、インクで描いた様な透明感を持つ質感、不透明だけど鮮やかで照り返しのあるようなグロスな質感、絵の具を粘土や石膏のように盛り上げて立体的に絵を創るためのメディウム等々…色々なメディウムが存在します。
おいらが持ってるのはアラビアゴム・メディウムというものなのですが、これは”そこそこの透明感とそこそこの鮮やかな感じ”を与えてくれるメディウムです。この《島》と《沼》には使っていませんが…w

専用メディウムを使わず、水で薄めるだけでも充分素晴らしい作品は出来ると思います。


画家の先生が持ってるような巨大なパレットは要りません、使いやすいのは100均の紙皿です。

オススメは不要なMTGのカード。パレットとしても充分ですし、色ノリや発色を確かめることも出来ます。表と裏で2回使えますしねw

コメント

YOU
2009年4月11日17:35

遅くなってしまいましたが、リンクありがとうございました!

拡張アート、かっこいいですねー^^
私もチャレンジしたことがありましたが、みんなから漢らしすぎるとか、
カオスとか、何とも言えない評価をいただいてしまいました(^^;

これからも更新、楽しみにしています!
よろしくお願いします!

マルシェ
2009年4月11日17:51

相互リンクありがとうございます!

OTOKO♂らしくてカオスなアート、是非拝見してみたいです…!

こちらこそ宜しくお願いします~♪

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